ぞうさん物語

第3話「魔がさすのが怖い」

ギャンブルは、出かける際、お金さえ持ってなければ、行くことはないと教わったこの物語の主人公「ぞうさん」。

それを教えてくれたのはなんと「神さま」。

はてさて、「ぞうさん」はギャンブルをやめることが出来ているのでしょうか?

神様
神様
あれから、1週間が経ったが、ギャンブルには行ってないじゃろうな。
ぞうさん
ぞうさん
それが…。
神様
神様
それが?
ぞうさん
ぞうさん
行ってないんです。
神様
神様
あほっ!!そんなことをもったいぶるな!!さっさと答えろ!!
ぞうさん
ぞうさん
すいません。神さまの言うとおりにして、やめられているのがちょっと釈然としなくて…。
神様
神様
バカもん!!わし、帰ろうかな。
ぞうさん
ぞうさん
嘘です。嘘です!撤回します。本当に感謝しています。
神様
神様
でしょ。
ぞうさん
ぞうさん
(めんどくさい神さまだな。)はい。感謝しまくりです。
神様
神様
しかし、これで満足してはならんぞ。
ぞうさん
ぞうさん
と、いいますと?
神様
神様
魔が差す。という言葉は聞いたことがあるじゃろう。
ぞうさん
ぞうさん
それは聞いたことがありますけど、今回は絶対に大丈夫ですよ。だって、現金を持たないようにしてるんだから。
神様
神様
そこがお前の甘いところじゃ。
ぞうさん
ぞうさん
また、すぐ落とすんだから。神さまって、絶対Mだよね。
神様
神様
あほっ!!
ぞうさん
ぞうさん
だって、そうじゃん。口悪いし。
神様
神様
わし、もう帰る。
ぞうさん
ぞうさん
それは困ります!あ、あれ、あれ入れます。コーヒー。
神様
神様
コーヒーだけ?
ぞうさん
ぞうさん
い、いやコーヒーと…。そ、そうだ!コーヒーとうまい棒が。
神様
神様
うまい棒?
ぞうさん
ぞうさん
そ、そうです。う、うまい棒です。その名の通り、おいしい「棒」です。
神様
神様
棒がうまいわけないじゃろ。そもそも棒なんて食べないし。
ぞうさん
ぞうさん
いやいや、その辺に落ちている棒じゃなくて、日本には食べられる棒があるんです。しかも、いろんな味もあります。
神様
神様
そうか。じゃあ、お前のおススメはなんじゃ?
ぞうさん
ぞうさん
(ふう。なんとか帰らずにすんだな。)もちろんそれは、「めんたい味」です。
神様
神様
わし、めんたいこ嫌い。
ぞうさん
ぞうさん
(なんだって!不動のめんたい味が通じないとは…)そうですか。ではこちらはどうでしょうか?コーンポタージュ味です。
神様
神様
コーンポタージュは好きだけど、わざわざ固形物で食いたくないわい。
ぞうさん
ぞうさん
(コーンポタージュ味も通じないとは…)そ、そうですか。じゃ、じゃあ…。
神様
神様
そこにある「納豆味」がええのお。
ぞうさん
ぞうさん
えっ!?。納豆味はやめた方が…。
神様
神様
うるさいわい!早くよこせ。
ぞうさん
ぞうさん
(…)ど、どうぞ…。(どうなっても知らないぞ…。)
神様
神様
もぐもぐ。!?!?。うまい!こりゃ、最高じゃわい!あの納豆のネバネバもしっかりと再現しておる!こんなうまい棒をわしゃ、食べたことがないわい。コーヒーにも合う!
ぞうさん
ぞうさん
(納豆味がコーヒーと合う…)そ、そうですよね。さすが!神さま!
納豆味を選ぶなんて、お目が高い。通ですね。
神様
神様
そうじゃろ。わしゃ、こう見えてもグルメじゃからな。おっほっほー。
ぞうさん
ぞうさん
(よ、よし、これで神さまを踏みとどまらせたぞ。)と、ところで神さま、魔が差すとはどういうことですか?
神様
神様
そうじゃったな。
ぞうさん
ぞうさん
はい。
神様
神様
それは、また今度話すよ。
ぞうさん
ぞうさん
ズコッ!!

「神さま」の好物がまさかのうまい棒の納豆味だということがわかった「ぞうさん」。

しかし、魔が差すとはどういうことなのか。

次回へ続く…。