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ギャンブルは、出かける際、お金さえ持ってなければ、行くことはないと教わったこの物語の主人公「ぞうさん」。
それを教えてくれたのはなんと「神さま」。
はてさて、「ぞうさん」はギャンブルをやめることが出来ているのでしょうか?
神様
あれから、1週間が経ったが、ギャンブルには行ってないじゃろうな。
ぞうさん
それが…。
神様
それが?
ぞうさん
行ってないんです。
神様
あほっ!!そんなことをもったいぶるな!!さっさと答えろ!!
ぞうさん
すいません。神さまの言うとおりにして、やめられているのがちょっと釈然としなくて…。
神様
バカもん!!わし、帰ろうかな。
ぞうさん
嘘です。嘘です!撤回します。本当に感謝しています。
神様
でしょ。
ぞうさん
(めんどくさい神さまだな。)はい。感謝しまくりです。
神様
しかし、これで満足してはならんぞ。
ぞうさん
と、いいますと?
神様
魔が差す。という言葉は聞いたことがあるじゃろう。
ぞうさん
それは聞いたことがありますけど、今回は絶対に大丈夫ですよ。だって、現金を持たないようにしてるんだから。
神様
そこがお前の甘いところじゃ。
ぞうさん
また、すぐ落とすんだから。神さまって、絶対Mだよね。
神様
あほっ!!
ぞうさん
だって、そうじゃん。口悪いし。
神様
わし、もう帰る。
ぞうさん
それは困ります!あ、あれ、あれ入れます。コーヒー。
神様
コーヒーだけ?
ぞうさん
い、いやコーヒーと…。そ、そうだ!コーヒーとうまい棒が。
神様
うまい棒?
ぞうさん
そ、そうです。う、うまい棒です。その名の通り、おいしい「棒」です。
神様
棒がうまいわけないじゃろ。そもそも棒なんて食べないし。
ぞうさん
いやいや、その辺に落ちている棒じゃなくて、日本には食べられる棒があるんです。しかも、いろんな味もあります。
神様
そうか。じゃあ、お前のおススメはなんじゃ?
ぞうさん
(ふう。なんとか帰らずにすんだな。)もちろんそれは、「めんたい味」です。
神様
わし、めんたいこ嫌い。
ぞうさん
(なんだって!不動のめんたい味が通じないとは…)そうですか。ではこちらはどうでしょうか?コーンポタージュ味です。
神様
コーンポタージュは好きだけど、わざわざ固形物で食いたくないわい。
ぞうさん
(コーンポタージュ味も通じないとは…)そ、そうですか。じゃ、じゃあ…。
神様
そこにある「納豆味」がええのお。
ぞうさん
えっ!?。納豆味はやめた方が…。
神様
うるさいわい!早くよこせ。
ぞうさん
(…)ど、どうぞ…。(どうなっても知らないぞ…。)
神様
もぐもぐ。!?!?。うまい!こりゃ、最高じゃわい!あの納豆のネバネバもしっかりと再現しておる!こんなうまい棒をわしゃ、食べたことがないわい。コーヒーにも合う!
ぞうさん
(納豆味がコーヒーと合う…)そ、そうですよね。さすが!神さま!
納豆味を選ぶなんて、お目が高い。通ですね。
納豆味を選ぶなんて、お目が高い。通ですね。
神様
そうじゃろ。わしゃ、こう見えてもグルメじゃからな。おっほっほー。
ぞうさん
(よ、よし、これで神さまを踏みとどまらせたぞ。)と、ところで神さま、魔が差すとはどういうことですか?
神様
そうじゃったな。
ぞうさん
はい。
神様
それは、また今度話すよ。
ぞうさん
ズコッ!!
「神さま」の好物がまさかのうまい棒の納豆味だということがわかった「ぞうさん」。
しかし、魔が差すとはどういうことなのか。
次回へ続く…。
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